腕の中の静けさは・・・
新婚旅行だし、ホントにとか聞く方がおかしいっすよ。


場所の問題?

場所も時間も関係ないし問題ないっすよ?



だってオレ達・・・夫婦になったんだし。

キモチの赴くままっすよ?



ハネムーンベイビーいいじゃないっすか!!幸せの証っすもん。




仕事?

そんなのオレが頑張るからいい。



膝から下はバスタブの中、膝を割って身体を重ねる。




こんな青空の下、こんな風に天音を抱くのなんて初めてで実は緊張してる。




だけどその何倍もキモチはたかぶってドキドキもハンパなくて

でもそっと重ねた身体からはオレ以上の心拍数を感じる。






『はずかしいよユソン』

『誰も見てないよ』

『でもなんか外だし・・・』

『誰もいないし。』

『だけど・・・』


って言うかすでにお互いこんな格好だし?

オレに至ってはもぉすっかり準備万端なわけで・・・(笑)





『オレ達だけ。ふたりだけ。』

『そうだけど・・・・・』


チュ。







『もぉなにも考えなくていいから・・・』


『・・・・・・・・』


チュッ。





『こ~んな大自然のなか赴くまま楽しも・・・』

『ぁ・・・・』




伸ばした手にかわいい声で敏感に反応するボクの奥さん(笑)





そんなこと言いながらも天音?


身体は素直っすよ・・・







触れるたびに押し殺したように聞こえる吐息



『声・・・きかせてよ』

『・・・・ン』

『オレだけ。他には聞かせないから。大丈夫。ね?』





肩を大きく揺らしながら身をよじり少し浮いた腰のラインがやばい。


オレを引寄せるようにオレの首筋辺りに顔を押し当てやっぱり必死に声を抑えてる。





そのたび触れる唇にゾクってする。








少し浮いた腰を引寄せゆっくり身を沈めた・・・・・・














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