腕の中の静けさは・・・
少し気になって・・・

や、すっごく気になって
どうしょもなくなったから聞いたんすよ。



『あ~、、うん。大丈夫よ。ユソンはそんなこと気にしなくていいから』って。




そぉ・・・

オレを家にあげて彼氏おこらない?って聞いた。







そこの確認が今更なのもオレらしくない。


でもそんなこと構っていられないほど
天音への気持ちが加速していくのに時間が掛からなかったんすよね。







彼氏いるんだ。って一応は落ち込んだけど

なんかスッキリしない天音の答えも気になっていた。









だけど丁度、3ヵ月くらい経ったころ彼氏の存在が確信に変わった・・・・



出張で向かう日本。




空港から天音に電話をした。

【今から日本行く】って。





そしたら【今日はホテルとってね。電話するから今回は何泊予定?】って

初めてそぉ言われた・・・





あの時のオレの気持ちったら・・・



この世の終わり的などん底。







部長には、『2泊だぞ。2日で帰ってこい』って言われてた。


でもちょっと状況が悪い・・・
2日なんかで帰れやしない!!!


部長に話すと怒られるのはわかってるから総務に連絡をした。

我ながら酷い。
社会人としてどうなんだって思ったのも間違いないけど・・・



そんなこと言ってられなかった。



余分に仕事する事で出張を1週間に延ばしてもらう計画に変更して

勝手に【1週間の予定】って言った。







もちろんどうするかなんて考えていない。
ただ2日じゃどうにも出来ないことはわかっていたから・・・








【へ~今回は長いのね、わかった。じゃ、またね】


【うん】





職権乱用もいいとこ。





完璧にテンパってどうやって日本に着いてどうやって会社に向かって
どうやってホテルに帰ったのかも覚えていない。


今でもあの時の記憶は定かではない・・・












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