腕の中の静けさは・・・
静かに揺れる水面が月明かりに照らされて

コテージのベッドルームを幻想的に包んでいた。






ふたりで見上げて息を整える・・・









『部長に怒られちゃうかもね?』

『いい気味。ぷっ(笑)』

『あ~言いつけるよぉ~(笑)』

『なに言ってんスカ。悪いのは部長っすもん』




『・・・(笑)』


『子作りするなって方がおかしいんすよ!!!』



フガフガ言いながら怒ってるオレを見つめながら複雑そうな表情の天音。





子供大好きだもんね・・・

オレも大好き。


だからこそちょっと複雑なんすよね?






ユソンとの子供だもんね・・・とか

私だって大好きだし・・・とか





ユソンとの赤ちゃん・・・


欲しいに決まってる。とか

すぐにでも・・・とか




でももう少し二人を満喫したい。とかね


それに仕事も今は辞めたくないって思っているすよね


前にも言ってた

『考えも行動もグローバルなユソンと付き合うようになってから仕事との関わり合い方が変わっていって本当の意味での仕事の楽しさを味わってるの』って。


だからできれば仕事は辞めたくないのが本音・・・

でも・・・ってね。


ユラユラ揺れてる心なんすよね。












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