満月の夜異世界へと繋がりました
第9章
王子Side
鏡に写る美結の姿に思わず息を呑む
魔法を解くと現れた美少女は俺の想像を超えていた
長い絹糸のような黒髪、潤んだような大きな瞳に真っ白な肌、頬は薄っすらとピンク色に染まり…
彼女の頬にあったはずの痣が消えていた!間違いない!間違いなく美結は彼女はこの国の人間と言うことだ
この国の人間は身体の何処かに必ず痣を持って生まれてくる
大人になると痣は自然と消えるが美結に以前聞いた所によると美結の世界では痣が自然と消え去ると言うことは無いらしい…ならば美結はこの国の人間ということ
思わず自分でも嬉しさの余り無意識に拳を握り締める…美結はリルモンド帝国の国民か…でも何故異世界に?どうやってあちらの世界へ?湧き上がる疑問を無理矢理頭から消し去ると魔法を解くことに集中した。すると何故か突然苦しみだす美結
「み、美結!?」
「つっ…たっ…!」
「大丈夫か?!突然どうした?」
「痛っ…あ、頭…いたっ!」
余程の痛みなのかその場に蹲る彼女
これは…この症状はもしや…
考えたくはないが、呪い?
くそっ!誰が彼女をこんな目に!
だが迷ってなど居られない
美結を助けなければ!下手をすると俺の魔力が枯渇するか?美結には申し訳ないがお前の同意を得ている暇はない、直接俺の魔力を注ぐしかない
俺はゆっくりと彼女を抱き上げると寝室へと歩きだしていた
鏡に写る美結の姿に思わず息を呑む
魔法を解くと現れた美少女は俺の想像を超えていた
長い絹糸のような黒髪、潤んだような大きな瞳に真っ白な肌、頬は薄っすらとピンク色に染まり…
彼女の頬にあったはずの痣が消えていた!間違いない!間違いなく美結は彼女はこの国の人間と言うことだ
この国の人間は身体の何処かに必ず痣を持って生まれてくる
大人になると痣は自然と消えるが美結に以前聞いた所によると美結の世界では痣が自然と消え去ると言うことは無いらしい…ならば美結はこの国の人間ということ
思わず自分でも嬉しさの余り無意識に拳を握り締める…美結はリルモンド帝国の国民か…でも何故異世界に?どうやってあちらの世界へ?湧き上がる疑問を無理矢理頭から消し去ると魔法を解くことに集中した。すると何故か突然苦しみだす美結
「み、美結!?」
「つっ…たっ…!」
「大丈夫か?!突然どうした?」
「痛っ…あ、頭…いたっ!」
余程の痛みなのかその場に蹲る彼女
これは…この症状はもしや…
考えたくはないが、呪い?
くそっ!誰が彼女をこんな目に!
だが迷ってなど居られない
美結を助けなければ!下手をすると俺の魔力が枯渇するか?美結には申し訳ないがお前の同意を得ている暇はない、直接俺の魔力を注ぐしかない
俺はゆっくりと彼女を抱き上げると寝室へと歩きだしていた