満月の夜異世界へと繋がりました
第12章
「あら、貴方は確か·····」
目の前に突然現れたエメラルドグリーンのドレスに一瞬言葉を失った
金色の髪は緩やかに巻かれ同じ緑の大きな瞳が特徴的な美少女が目の前であたしを見つめている。
瞬間、縫い付けられたように固まって
息を呑むしかないあたしに再び彼女の声が聞こえてきていた。
「オリバー王太子殿下の客人でいらっしゃる美結さんだったかしら?」
「は、はい···はじめまして美結と申します」
「わたしはリリアナシルフィードよ、王子様の王妃候補としてこの城に滞在中なの」
王妃候補·····
その言葉にズキリと痛みが走る
彼女が未来の····オリバー王子の奥さん
言いようもない事実に打ちひしがれていると彼女が意外なことを言い出した
「美結さんよろしかったら今から一緒にお茶でもどうかしら?美味しいクッキーがあるのよ、せっかくこうしてお会いしたんですもの王子様の噂の客人と一緒に色々お話してみたいわ」
「は、·····はい」
「ああ、良かった〜では参りましょうか?」
リリアナ様の圧が物凄くてとてもじゃないが行かないと言えなかったあたし、何で行かないって言えなかったんだろ…ほぼ初対面の人とお茶なんて緊張するなぁ
廊下を抜けて外へ出るとテラスのような所に到着した
暖かな光が眩しくて一瞬目を細める
白で統一された椅子とテ−ブルが置かれすぐ側にお付きの者らしき人が立っていた
光の加減で一瞬わからなかったが目を凝らして見ると見に覚えのある人物がそこにいる
「······?!」
「久しぶり美結····元気だった?」
よ·····横沢くん?!え、横沢くんだよ
な、なんでここに?!
驚きの余りその場に立ちすむしかないあたしが居て言葉を失っていた
目の前に突然現れたエメラルドグリーンのドレスに一瞬言葉を失った
金色の髪は緩やかに巻かれ同じ緑の大きな瞳が特徴的な美少女が目の前であたしを見つめている。
瞬間、縫い付けられたように固まって
息を呑むしかないあたしに再び彼女の声が聞こえてきていた。
「オリバー王太子殿下の客人でいらっしゃる美結さんだったかしら?」
「は、はい···はじめまして美結と申します」
「わたしはリリアナシルフィードよ、王子様の王妃候補としてこの城に滞在中なの」
王妃候補·····
その言葉にズキリと痛みが走る
彼女が未来の····オリバー王子の奥さん
言いようもない事実に打ちひしがれていると彼女が意外なことを言い出した
「美結さんよろしかったら今から一緒にお茶でもどうかしら?美味しいクッキーがあるのよ、せっかくこうしてお会いしたんですもの王子様の噂の客人と一緒に色々お話してみたいわ」
「は、·····はい」
「ああ、良かった〜では参りましょうか?」
リリアナ様の圧が物凄くてとてもじゃないが行かないと言えなかったあたし、何で行かないって言えなかったんだろ…ほぼ初対面の人とお茶なんて緊張するなぁ
廊下を抜けて外へ出るとテラスのような所に到着した
暖かな光が眩しくて一瞬目を細める
白で統一された椅子とテ−ブルが置かれすぐ側にお付きの者らしき人が立っていた
光の加減で一瞬わからなかったが目を凝らして見ると見に覚えのある人物がそこにいる
「······?!」
「久しぶり美結····元気だった?」
よ·····横沢くん?!え、横沢くんだよ
な、なんでここに?!
驚きの余りその場に立ちすむしかないあたしが居て言葉を失っていた