満月の夜異世界へと繋がりました
「よ・・・横沢君?!」
「おや、美結ちゃん?」
「こ、こんにちわ「さっきぶりだね?でも凄い難しい顔して何か考え事してたみたいだけど・・・・」
「あ~あはは・・・・まあ色々と」
「色々ねえ、美結ちゃんには俺も色々話したいって思ってたんだけどこの後時間とれないかな?」
「時間ですか・・・・?」
「君が知りたいことを俺は知ってるかも知れないってこと」


え・・・・?
あたしが知りたいことを知ってる?!


「僕がどうしてこのリルモンド帝国にいるか?ってこととか」
「・・・・・・!?」
「ふっ、わかりやすいなあまあ一つだけ言えることは俺の本当の父親はこの魔法省の前長官で高位の魔法師だってことかな?」

こ・・・・高位の魔法師?
えっ、てことは・・・横沢君ってリルモンド帝国から日本に転移してきた人間ってこと?!

「ここで色々話すのは職場ってこともあるからまずいんだよね、後で君の寮の部屋に伝書鳩を飛ばすから時間つくって・・・・一緒に食事でもしながら話そういいね?」

彼の言葉に黙って頷いた
横沢君のお父さんが魔法省の人なら何か知ってるかもしれない
ヒントが得られるかもしれない
妙な興奮状態のまま再び歩き出す、あたしはただ知りたいだけ
お母さんのこと、王子とのこと・・・・
あたしが一歩踏み出す為に

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