満月の夜異世界へと繋がりました
「まず、美結に言いたいのは僕はもともとこの世界の人間なんだ・・・」
「そう・・・・なんだ「さっき僕の本当の名前とマクシミリアン家のこととかちょっと話したよね、もともと魔力の高い家柄でなかでも当主と長子は高い魔力を持っているから異世界への転移も出来ないことはないんだ・・・・美結、聞きたいんだけど君の家にお母さんが持っていた鏡がなかったかな?」
「鏡・・・・?あっ、ありました!!」
「そうか、やっぱりな」
「な、なんなんですか?その鏡って・・・・あの」
「その鏡はマクシミリアン家に代々伝わる黄泉わたりの鏡と言われる魔道具で別名
未来への翼と言われている秘宝だ」
未来への翼・・・・
そのマクシミリアン家の秘宝が何故うちにあったの?
間違いない、あの鏡であたしはここへ・・・
「君の母親は魔力の高さを買われて平民でありながら我がマクシミリアン家に養子に入った・・・・何らかの方法で君のお母さんの手に渡ったと思って間違いない」
「じゃあ・・・・横沢君、いえ・・・ケント様はお母さんとはどういう?」
「君のお母さんは俺の親父の妹になるんだ、義理の妹ってとこかな?正式には俺の叔母さんになるんだけど血はまったく繋がってはいない」
「お母さんは何故異世界に・・・・日本にいたんでしょうか?」
「こちらでは病死だとか事故死だとか色々言われていたんだ、一国の王妃の行方が分からないんだからねとりあえず病死ってことに表向きはなってはいるけど現国王が血眼になって探していた、まあ極秘にだけどね」
「異世界にいると思ったのは鏡がなくなっていたから・・・・あの鏡に魔力を注げば転移も可能だろう但し膨大な魔力を必要とするが、まさか2人で転移していたとは」
・・・・は?ふたり?
ふたりってまさか
「ケント様・・・・ふたりってもしやお父さんもですか?」
「そう、君のお父さんもリルモンド帝国の人間、王妃付きの護衛兵だった奴だ」
「・・・・・!?」
驚きで声が出なかった
情報がありすぎて言葉が見つからない
頭が・・・・・ただただ混乱する
「君は・・・・一番何が聞きたいんだ?」
「わたしは王子様とはその・・・・「兄妹かってことを聞きたいわけ?」
彼の言葉に頷いた、ため息をつく彼は半ば呆れたように言葉を放っていた
「王子のこと好きなんだね?でも俺が言えることは行方不明だった時王妃のお腹の中には赤ちゃんがいた可能性が高いってことかな?」
・・・・・え?
「父親は普通に考えれば現在の国王陛下・・・・そう考えるのが普通だよね」
ケントさんは事も無げにあたしに向かって言ってのける
事実を突きつけられたような気がした
あたしは喉の奥がひりひりしたような感じがしてお茶を一気に飲み干していた
「そう・・・・なんだ「さっき僕の本当の名前とマクシミリアン家のこととかちょっと話したよね、もともと魔力の高い家柄でなかでも当主と長子は高い魔力を持っているから異世界への転移も出来ないことはないんだ・・・・美結、聞きたいんだけど君の家にお母さんが持っていた鏡がなかったかな?」
「鏡・・・・?あっ、ありました!!」
「そうか、やっぱりな」
「な、なんなんですか?その鏡って・・・・あの」
「その鏡はマクシミリアン家に代々伝わる黄泉わたりの鏡と言われる魔道具で別名
未来への翼と言われている秘宝だ」
未来への翼・・・・
そのマクシミリアン家の秘宝が何故うちにあったの?
間違いない、あの鏡であたしはここへ・・・
「君の母親は魔力の高さを買われて平民でありながら我がマクシミリアン家に養子に入った・・・・何らかの方法で君のお母さんの手に渡ったと思って間違いない」
「じゃあ・・・・横沢君、いえ・・・ケント様はお母さんとはどういう?」
「君のお母さんは俺の親父の妹になるんだ、義理の妹ってとこかな?正式には俺の叔母さんになるんだけど血はまったく繋がってはいない」
「お母さんは何故異世界に・・・・日本にいたんでしょうか?」
「こちらでは病死だとか事故死だとか色々言われていたんだ、一国の王妃の行方が分からないんだからねとりあえず病死ってことに表向きはなってはいるけど現国王が血眼になって探していた、まあ極秘にだけどね」
「異世界にいると思ったのは鏡がなくなっていたから・・・・あの鏡に魔力を注げば転移も可能だろう但し膨大な魔力を必要とするが、まさか2人で転移していたとは」
・・・・は?ふたり?
ふたりってまさか
「ケント様・・・・ふたりってもしやお父さんもですか?」
「そう、君のお父さんもリルモンド帝国の人間、王妃付きの護衛兵だった奴だ」
「・・・・・!?」
驚きで声が出なかった
情報がありすぎて言葉が見つからない
頭が・・・・・ただただ混乱する
「君は・・・・一番何が聞きたいんだ?」
「わたしは王子様とはその・・・・「兄妹かってことを聞きたいわけ?」
彼の言葉に頷いた、ため息をつく彼は半ば呆れたように言葉を放っていた
「王子のこと好きなんだね?でも俺が言えることは行方不明だった時王妃のお腹の中には赤ちゃんがいた可能性が高いってことかな?」
・・・・・え?
「父親は普通に考えれば現在の国王陛下・・・・そう考えるのが普通だよね」
ケントさんは事も無げにあたしに向かって言ってのける
事実を突きつけられたような気がした
あたしは喉の奥がひりひりしたような感じがしてお茶を一気に飲み干していた