満月の夜異世界へと繋がりました
早めの夕食を終えたあたしはベットに入ったまま様子を伺っていた
ネグリジェに着替えさせられたけれど今ベットの中のあたしはワンピース姿
本当はジーンズにトレーナーみたいな恰好が一番いいんだけどこの世界の女性はズボンを履くことがないらしい
履くとしたら騎士団にいる数名しかいない女性騎士くらいしかいないんだとか
「ワンピースで二階から降りれるかな?ロープは一応作ってはみたけど・・・・」
あたしは一人の時間を見計らってカーテンでロープを作っていた
監視されてるのか一人でいる時間ってのがあるようでなかなか無い
侍女さんたちがいない時昼食を終えた数時間でこれを作ったんだけどめちゃめちゃ焦った、だって部屋のカーテンが無くなってたら変に思うよね
だからそこに目が行かないように花瓶を置いたりして誤魔化した
まあ、ばれたらばれたでなんとか言い訳する、適当に言いつくろうしかない
護衛の人はいないみたいだからやっぱり窓からおりるしかない
あたしは荷物を肩に掛けるとそっとドアを開けた
ベランダに近寄るとベランダの手すりにロープを巻き付けた
二階からだから死んじゃうなんてことは無いかもだけど念には念をいれないと
そう思ったあたしはゆっくりとベランダに足を掛けてロープで降りていく
これでも結構運動神経はいいほうだからこれくらいの事出来るはず
ただこの世界の女性は無理だろうなって思うけど・・・・
ただ高いところが苦手だから下を見ないようにしないと
ゆっくり、ゆっくり息を殺して降りる
永遠ともいえる長い時間をかけて降りるとやっと地面についた
心からほっとして深呼吸をひとつすると足早に屋敷を後にした
驚きなのがここまで誰にも気づかれずに来れたこと
小走りに走ると大きな通りに差し掛かった
けれど油断は出来ない
あたしは黒いローブのフードを目深にかぶると再び走り出した
この時のあたしは余程焦っていたのか馬の蹄の音に気付くのが遅かった
フードをかぶっているからばれないだろう
そう思ったあたしが馬鹿だったのかもしれない
あっという間に馬に乗った人に追いつかれる
顔を咄嗟に臥せると聞き覚えのある声が耳に響いた
ネグリジェに着替えさせられたけれど今ベットの中のあたしはワンピース姿
本当はジーンズにトレーナーみたいな恰好が一番いいんだけどこの世界の女性はズボンを履くことがないらしい
履くとしたら騎士団にいる数名しかいない女性騎士くらいしかいないんだとか
「ワンピースで二階から降りれるかな?ロープは一応作ってはみたけど・・・・」
あたしは一人の時間を見計らってカーテンでロープを作っていた
監視されてるのか一人でいる時間ってのがあるようでなかなか無い
侍女さんたちがいない時昼食を終えた数時間でこれを作ったんだけどめちゃめちゃ焦った、だって部屋のカーテンが無くなってたら変に思うよね
だからそこに目が行かないように花瓶を置いたりして誤魔化した
まあ、ばれたらばれたでなんとか言い訳する、適当に言いつくろうしかない
護衛の人はいないみたいだからやっぱり窓からおりるしかない
あたしは荷物を肩に掛けるとそっとドアを開けた
ベランダに近寄るとベランダの手すりにロープを巻き付けた
二階からだから死んじゃうなんてことは無いかもだけど念には念をいれないと
そう思ったあたしはゆっくりとベランダに足を掛けてロープで降りていく
これでも結構運動神経はいいほうだからこれくらいの事出来るはず
ただこの世界の女性は無理だろうなって思うけど・・・・
ただ高いところが苦手だから下を見ないようにしないと
ゆっくり、ゆっくり息を殺して降りる
永遠ともいえる長い時間をかけて降りるとやっと地面についた
心からほっとして深呼吸をひとつすると足早に屋敷を後にした
驚きなのがここまで誰にも気づかれずに来れたこと
小走りに走ると大きな通りに差し掛かった
けれど油断は出来ない
あたしは黒いローブのフードを目深にかぶると再び走り出した
この時のあたしは余程焦っていたのか馬の蹄の音に気付くのが遅かった
フードをかぶっているからばれないだろう
そう思ったあたしが馬鹿だったのかもしれない
あっという間に馬に乗った人に追いつかれる
顔を咄嗟に臥せると聞き覚えのある声が耳に響いた