満月の夜異世界へと繋がりました
こんな冴えなくてデフでブサイクなあたしにこんなによくしてもらって横沢くんには本当に感謝してる





学校に通えるのは両親の残してくれたお金のお陰だけど横沢くんの存在があるから


「美結?どうかした?大丈夫?もう授業始まるよ」


「あ、うん大丈夫!」


長い前髪の隙間から横沢くんの顔を覗くといつもと同じ笑顔を覗かせる


女癖が悪いとか影では色々噂が絶えないけどあたしはそんな噂信じないし信じたくない


あたしに向けられるこの笑顔だけは決して失いたくない
心の底からそう思わずにはいられなかった


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