満月の夜異世界へと繋がりました
「ねえ、今更だけどあたしの姿そっちで見えてんだよね?」


「あぁ、残念ながら見えているな」


「残念ながらって…あの、確認なんだけど今リルモンド帝国って言ったのが聞こえたんだけど」


「リルモンド帝国、我が国の名称であり俺様がその国の王子でもある」


王子…?王子様?!
リルモンド帝国ってそんな国あったっけ?頭の中が少々パニックになりながらもあたしはこの状況を把握しようと必死に彼に質問を浴びせた
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