満月の夜異世界へと繋がりました
あの鏡事件から今日でちょうど1週間がたった、あれからあの不思議である意味不気味な鏡はリビングに移動した
お風呂場にあるからあんなことになったんだって勝手に結論付けたあたしはあれからお清めの意味も込めて
隅々まで綺麗にお風呂場を掃除した
「これで多分大丈夫…だよね?」
自分に言い聞かせるようにリビングに移動した鏡を見つめた
あの時確か鏡を触ったらあいつが現れたんだよね…そっと恐る恐る触れてみる
…が、何も変化がない
なんの変哲もないごく普通の鏡
古い木枠の長方形のこの鏡は母が大事にしていた鏡
あたしはいつからあるのか記憶にない位に昔からあるもので大事にするのよってよく言ってたっけ
それからは何事もなく時間は過ぎて学校とバイト先を往復する平凡な毎日が続いた
あたしの中であの不思議な出来事はまるで夢のようなことで…
自分で夢だったんだって思うようになっていた。
でもそれは決して夢ではなく現実で再びあの王子と再会するのはもうすぐの事だった
お風呂場にあるからあんなことになったんだって勝手に結論付けたあたしはあれからお清めの意味も込めて
隅々まで綺麗にお風呂場を掃除した
「これで多分大丈夫…だよね?」
自分に言い聞かせるようにリビングに移動した鏡を見つめた
あの時確か鏡を触ったらあいつが現れたんだよね…そっと恐る恐る触れてみる
…が、何も変化がない
なんの変哲もないごく普通の鏡
古い木枠の長方形のこの鏡は母が大事にしていた鏡
あたしはいつからあるのか記憶にない位に昔からあるもので大事にするのよってよく言ってたっけ
それからは何事もなく時間は過ぎて学校とバイト先を往復する平凡な毎日が続いた
あたしの中であの不思議な出来事はまるで夢のようなことで…
自分で夢だったんだって思うようになっていた。
でもそれは決して夢ではなく現実で再びあの王子と再会するのはもうすぐの事だった