満月の夜異世界へと繋がりました
そんな俺は実は美結のことは誰にも話していない
もちろん自分の部屋の鏡が異世界と繋がっていることも誰も知らない


何故だが知られたくなかった 
美結との時間は俺にとってかけがえの無い時間、癒やしでありあいつは
俺を王子としてではなくひとりの人間として見てくれる数少ない人間


美結との時間は誰にも邪魔されたくない


そんな思いを裏腹に平静を装っていたつもりの俺の変化に周りには気付かれていないと思っていた
……が幼馴染の悪友が素早く俺の変化に気付いた


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