満月の夜異世界へと繋がりました

それからも満月の度に異世界であるリルモンド帝国と繋がり王子と王子の悪友であるジョ−ジさんとマイクさんとの不思議な関係は続いていた

但しあたしにもこちらの生活があるから毎回会うということもなくなっていた、何故かってバイトはもちろん学校だってあるし忘れてはいけない試験があるからね!
遊んでばかりもいられないんだよ


「美結!今日から試験だけどこの間出された数学の課題は提出した?」

「あ、まだだけど今日提出するつもりだよ」


「美結~申し訳無いんだけど僕も色々忙しくてさ、悪いんだけど課題写させてもらっていいかな」

「あ、いいよ~はい!これ」


鞄からノ−トを取り出すと横沢くんに手渡した、こんなことは度々あったりする…御曹司である彼はあたしの知らないお付き合いとか苦労が色々あって忙しいんだろうなって思うから頼られるとかなり嬉しかったりする
よくないこととは判ってるけどあたしに出来ることってこれ位しかないしね


それから今日の試験の日程は無事に終了し帰ろうとした時だった