満月の夜異世界へと繋がりました
「でも、マ−シーさん!あたしの両親はすでに亡くなっててもう確かめるすべが…「何言ってんのよ!これから痣が自然と消えてったらこの国の子供ってことが証明されるじゃない!ね?
それに例え消えなくても美結はこの国の民でありあたし達の家族よ!」

家族…彼女マ−シーさんは赤の他人のあたしのことを家族って言ってくれていた。
例えそれが嘘であってもとても嬉しくてあたしを助けてくれたこの人達に自分で出来る精一杯のことをしよう…心の底からそう思った


だからこの国の生活に一日でも早く慣れるようにと思いあたしは必死だった、マ−シーさんが森に薬草を取りに行ったり魔法省に行ったりする時は息子のアーサーくんと一緒にお留守番したり、お洗濯やお掃除、家事をこなした。
ただ火を使ったりするのもなんでもこちらでは全部魔法なので家事はかなり苦労したのは言うまでもない


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