満月の夜異世界へと繋がりました
少しサッパリしたくて顔を洗う為に前髪をピンで止める


すると真っ先に目が行く頬の紫色の痣


親指大のその痣は生まれつきのもので


ものごころ付いた頃にはあたしの頬にあった


そんなに大食いって訳でもないのにまるまると太った体



そんな自分を見ているのが嫌で顔を洗うと思わず鏡の中の自分に眼を背けた


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