満月の夜異世界へと繋がりました
「ふふっ、この宿いつも帝都に仕事で来る時利用してるの」

「あ、そうなんですか!だから宿の人とも顔見知りなんですね」

「宿代は魔法省持ちだしどうせ泊まるなら豪華でセキュリティもいいところがいいでしょ?そうでなくてもリルモンドは女が少なくて大変なのに」


え?女が少ない?!
それってどういうこと?

「美結、気が付かなかった?街の中男ばっかりって思わなかった?あ~もう夜も更けてきたから気が付かなかったかもね」

そう言われてみれば男性ばっかりだなって一瞬思ったけど気のせいかなって思ってた、ただ視線を一新に集めてるのはマ−シーさんのせいだなって思ってたから…


宿に入るなり慣れ親しんだ家のように彼女は手続きを済ませると部屋に案内されていった
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