満月の夜異世界へと繋がりました
考えても仕方ない
 
溜息をつくと下着姿のままバスルームへ一直線


誰に見られる訳でもない、ひとり暮らしだもん別にいいでしょ

そんなことを思いながらあっという間に生まれたままの姿になるとバスルームの扉を開けた



引き寄せられるように中へと滑りこむ


コックを捻ると熱いシャワーが全身に染み渡る


頭の重苦しさもこのまま全部流れてしまえばいいのに


そんな他愛もないことを考えながら一心不乱に身体を洗い続けた


その時何気なくふと気になった鏡に視線を向ける


そこに写っていたのは見知らぬひとりの女性




え!......だ、誰?!
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