満月の夜異世界へと繋がりました
「さあ、始めるか!」
「よ、宜しくお願いします!」
「ふっ、今日もずいぶん緊張してるんだな?取って食ったりなんてしないから安心しろ」
王子はそう言いながら私の髪をくしゃりと撫でた。
一瞬の笑顔にドキリと胸が波打つ
こんなふうにされると恋愛偏差値が低いあたしはどうしたらいいのかわからない!平静を装うのが精一杯
心の動揺を悟られまいと目を泳がせる。一瞬あたしと目があったユリアちゃんが軽く会釈をするとそっと部屋を出て行った、魔法を解くときには二人だけにして欲しいと事前に言われている為だ。
「美結、少しは慣れたか?」
「え?全然だよ~だってまだ2回目だし!」
「そうだな、まだ今日で2回目だったか…」
王子はあたしが座るソファの隣にすっと座ったかと思うとそっと手を握り締める…怖がるあたしを安心させる為最初の時にずっと手を握って貰ったから…
「今日も又、意識が飛んじゃうかな」
「たぶんな…だかな、これでも俺としてはかなり加減してるほうだぞ!まあ、安心しろ!途中で意識が飛ぶのは魔力がちゃんと抜け出た証拠だ」
王子の言葉に心の中に安心感が漂う
今日で2回目なんだけど初めてやった時には当然のことながら途中で意識が飛んだらしく目を開けたら目の前に王子の顔があってもの凄くびっくりしちゃって…
王子曰く、人によっては呪文を唱えている途中で意識が無くなる人もいるらしいからあたしはまだ全然いいんだとか、
今日もゆっくり深呼吸をすると瞼を閉じて目の前の大きな水晶に手を置いた
「よ、宜しくお願いします!」
「ふっ、今日もずいぶん緊張してるんだな?取って食ったりなんてしないから安心しろ」
王子はそう言いながら私の髪をくしゃりと撫でた。
一瞬の笑顔にドキリと胸が波打つ
こんなふうにされると恋愛偏差値が低いあたしはどうしたらいいのかわからない!平静を装うのが精一杯
心の動揺を悟られまいと目を泳がせる。一瞬あたしと目があったユリアちゃんが軽く会釈をするとそっと部屋を出て行った、魔法を解くときには二人だけにして欲しいと事前に言われている為だ。
「美結、少しは慣れたか?」
「え?全然だよ~だってまだ2回目だし!」
「そうだな、まだ今日で2回目だったか…」
王子はあたしが座るソファの隣にすっと座ったかと思うとそっと手を握り締める…怖がるあたしを安心させる為最初の時にずっと手を握って貰ったから…
「今日も又、意識が飛んじゃうかな」
「たぶんな…だかな、これでも俺としてはかなり加減してるほうだぞ!まあ、安心しろ!途中で意識が飛ぶのは魔力がちゃんと抜け出た証拠だ」
王子の言葉に心の中に安心感が漂う
今日で2回目なんだけど初めてやった時には当然のことながら途中で意識が飛んだらしく目を開けたら目の前に王子の顔があってもの凄くびっくりしちゃって…
王子曰く、人によっては呪文を唱えている途中で意識が無くなる人もいるらしいからあたしはまだ全然いいんだとか、
今日もゆっくり深呼吸をすると瞼を閉じて目の前の大きな水晶に手を置いた