薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
「あ、ちょっと!姫芽」

私の呼ぶ声にも振り向かずに行ってしまう。


「行っちゃった・・・」


ポツン。

一人残された私は、どうしていいのか分からず。

ただその場に立ち尽くしていた。


姫芽と一緒に実行しようとしていた作戦も、結局無駄になってしまった。

予想外のことが起きてしまったから・・・。


ねえ、琴子さん・・・。

これ以上姫芽のこと、不安にさせないで?

どうしてそんな嬉しそうなの?

どうして彼のこときちんと話してないの?
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