薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
いきなり美桜子はくるりと私に背を向けて、走り出す。


あ・・・行っちゃう!!

「美桜子、待って!」

追いかけたいけど・・・目の前には深海さんが。

そう戸惑ってると。


「百合、行ってらっしゃい。あとは私に任せて」

母がウインクして私にそう言った。

私は母の言葉が嬉しくて、素直に頷く。


「ありがとうお母さん!行ってくるね!」


母に背中を押された気がした・・・。


私、もう迷わないわ。

美桜子に自分の気持ちを伝えようと、決意した。


そして、ひたすら美桜子を追いかけた。
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