薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
その時私は思ったわ。

全力でこの子を守っていく!と。

誰にも私たちの間に入る隙を与えないわ。

この子を傷付けるものは誰であろうと許さない。

あの子に対する恋心を抱いたのは、きっとこの頃からだろう・・・。


「美桜子は私が守ってあげる!」


そうあの子に宣言したっけ。

あの子は私の胸に抱き着いてわんわん泣いていた。


辛かったね・・・。

苦しかったね・・・。


色々な思いが溢れてきて、私は胸が痛かった。


もう二度とあの子の傷付いた顔は見たくない。

そんなことさせない!

この私が絶対に・・・。
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