薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
そのためにも・・・協力してほしい相手がいる。

私はその人がいるであろう部屋に向かう。




ふう・・・。

大きく深呼吸をして、心を落ち着かせる。


コンコン。

覚悟を決めてドアをノックした。

「どうぞ」

中から私の大好きな声が返ってきた。


ガチャ。

ドアを開けて、私は足を踏み入れる。


「あら?百合お帰りなさい。帰ってたのね」

「お母さん、ただいま」


そう・・・。

お母さんにだけはきちんと話しておきたかった。
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