薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
「美桜子」

「はっ、はい!!」
突然名前を呼ばれたもんだから、声がひっくり返ってしまった。

「ちょっと、どうしたの?大丈夫?」

「うん、大丈夫。はは・・・」

私、苦笑い。


やば・・・。

わーーん!!

絶対変なヤツだと思われたかも・・・。


「美桜子にきちんと話さなきゃいけないことがあるの。聞いてくれる?」

また真剣な表情・・・。

何だか背筋がピンとしてしまう。

私もきちんと聞かないと。

「うん、分かった」

私は姉さんを受け入れた。

そんな私を見て姉さんは、一つため息をしてから、ポツリポツリと話し出す。
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