薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
「いったあああーい!」

あまりの痛さに、私その場にうずくまる。


「え、ちょっと、美桜子!?ごめん、大丈夫!?」

「ふえ~ん。姉さん、わざとでしょぉ?」

「…バレたか」

「ひどーーい!」

「なんてね、冗談に決まってるでしょ?来るのがあまりにも遅いから迎えに行こうと思ってたのよ。そしたら、まさかこんなことになるなんて…ごめんね」


うっ…そんな潤んだ瞳で謝られたら。

許さないわけには…。


とことん姉さんには甘いな、私…。
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