薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
「美桜子、ほら」

そう言って、私に手を差し出してくる。

私はその手を掴む。


「うん!」

「さあ、姫芽ちゃんの家にお迎えに行きましょうか」

「うん!」


姉さんと手を繋げることは、私にとって至福の時間。

そして晴れて結ばれた私は、最高のご褒美をもらえた気分。

嬉しくて仕方ないんだ。


姉さん…大好きだよ。

これからもよろしくね!

心の中で姉さんにずっと語りかけていた。


姫芽の自宅に着いて三人揃った私達は、いざ動物園へ出発。

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