薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
「分かったよ」
姫芽は優しく微笑んで承諾してくれた。

「ありがとう!姫芽」

「ことちゃんに一言話してくるね」

「うん」

そう言って姫芽は、琴子さんの元へと向かった。


姫芽は理解してくれるだろうか・・・・?

私のこの熱い思いを。

姉さんへの気持ちを・・・。


しばらくして、姫芽が戻ってきた。

「美桜子、お待たせ」

「何か急にごめんね」

「ううん。ことちゃんも終わるまで待っててくれるって」

「そう・・。じゃあ、ここじゃ話しにくいから、ちょっと場所変えようか?」

「うん」

私たちは琴子さんと姉さんにバレないように背を向けて。

学校から少し離れた場所にある、公園へと向かった。
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