薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
公園にあるベンチに辿り着き、私たちは腰掛ける。

私は姫芽と二人きりになったことで、やっと落ち着きを取り戻した。


「ふう・・・・。ここなら安心して話せそうね」

一つため息をして話し出す。


「それで・・・?どうしたの?急に相談なんて・・・」

心配そうに聞いてくる。


「うん・・・あのね。姫芽」

「うん?」

よし、思い切って話しちゃえ!

「単刀直入に聞くんだけど、姫芽って・・・今好きな人いる?」

「えっ!?」

「そして・・・同じ女の人を好きになったこと・・・ある!?」

「えっ・・・え!?」
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