薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
「百合・・・・そんなに気になるなら、後で本人に聞けば?」

「ダメよ。わざわざ姫芽ちゃんだけを呼んで話してるんだもの。きっと私には言えないようなことよ」

「ん〜それもそっか・・・」


私に聞かれても良いようなことなら、姫芽ちゃんだけを呼ぶなんてことしないもの。

きっと美桜子の言う「大事な話」は私に関することね・・・。

まあでも・・・。


「気になっても仕方ないわ。とりあえず二人が戻ってくるまで、ここで待っていましょう」

「そうだね」


悲しい気持ちを吹き飛ばすように。

私と琴子は再びお茶会を再開した。
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