極秘出産のはずが、過保護な御曹司に愛育されています
どうやら私を家から追い出して、ふたりで誕生日のお祝いの準備をしてくれていたらしい。
それだけでうれしくて目頭が熱くなる。
「ほら、中に入ろう」
結貴にうながされ靴を脱ぐ。
部屋の中はカラフルな折り紙やかわいい絵がたくさん貼ってあった。
一生懸命飾りつけしてくれたのが伝わってくる。
「すごい、お部屋がとってもかわいくなってる」
「でしょう!」
私の言葉に、未来が満足げに胸を張る。
「それから、ゆうきさんといっしょにお料理もしたんだよ!」
「お料理も?」
「文香みたいに手の込んだものは作れなかったけどね」
「ハンバーグとカレーライス! ママのハンバーグはみらいがハートのかたちにしたんだよ!」
「すごい。ハンバーグもカレーライスも、ママの大好物だよ」
しゃがみこみ未来の顔と視線を合わせて言うと、未来が私に抱き着いた。
「ママ、おたんじょうびおめでとう。きょうのママとってもきれい。おひめさまみたい!」
「ありがとう、未来」
それだけでうれしくて目頭が熱くなる。
「ほら、中に入ろう」
結貴にうながされ靴を脱ぐ。
部屋の中はカラフルな折り紙やかわいい絵がたくさん貼ってあった。
一生懸命飾りつけしてくれたのが伝わってくる。
「すごい、お部屋がとってもかわいくなってる」
「でしょう!」
私の言葉に、未来が満足げに胸を張る。
「それから、ゆうきさんといっしょにお料理もしたんだよ!」
「お料理も?」
「文香みたいに手の込んだものは作れなかったけどね」
「ハンバーグとカレーライス! ママのハンバーグはみらいがハートのかたちにしたんだよ!」
「すごい。ハンバーグもカレーライスも、ママの大好物だよ」
しゃがみこみ未来の顔と視線を合わせて言うと、未来が私に抱き着いた。
「ママ、おたんじょうびおめでとう。きょうのママとってもきれい。おひめさまみたい!」
「ありがとう、未来」