極秘出産のはずが、過保護な御曹司に愛育されています
 心臓はうるさいくらい脈を打っていた。
 
 まさかまた結貴に会えるなんて思っていなかった。
 もう、二度とかかわることはないと思っていたのに。


『文香』と呼びかける柔らかい声がいつまでも耳の奥に残っていた。
          







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