極秘出産のはずが、過保護な御曹司に愛育されています
俺は未来ちゃんのさらさらの髪をそっとなでる。
「俺の膝でよければ、いつでも座っていいよ」
「ほんと!?」
俺を見上げた未来ちゃんが、ぱぁっと明るい笑顔になった。
けなげさに胸が詰まる。
文香とこの子の幸せのためなら、どんなことでもしてあげたいと心から思った。
そこにティーポットが乗ったお盆を持った文香が戻ってきた。
俺の膝の上にいる未来ちゃんを見て、困ったように眉を下げる。
「未来が甘えてごめんね」
「いや、かわいい絵を見せてもらえて俺も楽しいから、大丈夫だよ」
未来ちゃんも俺をまねして「だいじょうぶだよ」と繰り返す。
そのかわいさに文香の困り顔が笑顔になった。
「どんな絵を見てたの? ママも仲間に入れて」
「いいよ。これはねこちゃんで、これはとりさん!」
自慢げに自分が描いた絵を説明してくれる。
「未来ちゃんは、絵が上手だね」
心から褒めると、未来ちゃんは小さな肩をすくめうれしそうに笑った。
「ゆうきさんは、なんのどうぶつがすき?」
「俺の膝でよければ、いつでも座っていいよ」
「ほんと!?」
俺を見上げた未来ちゃんが、ぱぁっと明るい笑顔になった。
けなげさに胸が詰まる。
文香とこの子の幸せのためなら、どんなことでもしてあげたいと心から思った。
そこにティーポットが乗ったお盆を持った文香が戻ってきた。
俺の膝の上にいる未来ちゃんを見て、困ったように眉を下げる。
「未来が甘えてごめんね」
「いや、かわいい絵を見せてもらえて俺も楽しいから、大丈夫だよ」
未来ちゃんも俺をまねして「だいじょうぶだよ」と繰り返す。
そのかわいさに文香の困り顔が笑顔になった。
「どんな絵を見てたの? ママも仲間に入れて」
「いいよ。これはねこちゃんで、これはとりさん!」
自慢げに自分が描いた絵を説明してくれる。
「未来ちゃんは、絵が上手だね」
心から褒めると、未来ちゃんは小さな肩をすくめうれしそうに笑った。
「ゆうきさんは、なんのどうぶつがすき?」