私の彼は魔王様
『こっちへ来いっ!』

周りの生徒に聞こえないように声を落として皇は言い、三人で音楽室に移動した。


だって 校門の前は学校中の女子が集まってるんじゃないか?ってぐらい大パニックだったし。


『二人並ぶとたまんないよね。』


『あの髪、染めてるのかなぁ? 目はカラコン?』


『ねぇ、声掛けてみなよ。』


うるさくて、話し合いどころじゃないや。
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