私の彼は魔王様
『なんでだ。花梨。』

皇が静かに言った。


『皇、皇は次期魔王だよ。魔界の責任者になるんだよ。あたし達の我が儘でみんなに迷惑は掛けれないよ。』



『俺が何とかする。』



あたしは息を吸った。
できるだけ冷酷そうに言う。


『それにあたしもう魔界とか人間界とかうんざりなんだよね。普通に恋愛したいんだ。最後だから皇とはやったけどさ。』



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