私の彼は魔王様
『マスター。』

『ケルベロスか?魔界に帰る。』

『マスター、花梨様はっ!』






『言うなっ!!!!』





びくっ!ケルベロスが赤い瞳を伏せた。



『言ったら俺は今すぐ花梨を連れ出して、あいつが何と言おうと一緒に居る。』


だから...。



『言うな。』




皇の金色の瞳から涙が




落ちた。
< 171 / 181 >

この作品をシェア

pagetop