私の彼は魔王様
『あの皇子この女にかなり入れ込んでいると言う話しだ。』

『ふん。悪くはないが色気がない。』

『そうだな。まぁ幼児体型とでも言うのか?』






『ちょっと!!』

あたしの大声で三人はビックリしたようにあたしをみた。



『幼児体型とか発展途上とか散々人の事馬鹿にして許せない。...確かにそうだけど。』



でも、でも、




『失礼よっ!』



『さようなら!!』


(皇子とか王位継承とか気になるけど取り敢えずこの変な人達から逃げなきゃ)


走り出そうとしたその時、

あたしの体は硬直した。


体の自由があっというまに奪われる。
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