私の彼は魔王様
『はい。花梨様が魔界の者に拐われました。』





その刹那。







ザワッ!!!!



皇の周りの大気が震え、皇の瞳が金色になった。



廊下の窓ガラスが震える。


『マスター、花梨様は無事でございます。力を収めください。』



黒猫、ケルベロスが慌たように言った。


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