私の彼は魔王様
花梨、魔界にて。
『かりんちゃん?』
『なぁに?』
金色の瞳の男の子があたしに言った。
また夢なの?
『ぼくの めをみるとみんなこわがるんだ。』
『こんなにきれいなのに。』
『あとね。ぼくおこるとあたまがまっしろになるの。きがつくとものがこわれてたり、人がたおれてたりするの』
男の子は悲しそうに金色の瞳を伏せた。
『なぁに?』
金色の瞳の男の子があたしに言った。
また夢なの?
『ぼくの めをみるとみんなこわがるんだ。』
『こんなにきれいなのに。』
『あとね。ぼくおこるとあたまがまっしろになるの。きがつくとものがこわれてたり、人がたおれてたりするの』
男の子は悲しそうに金色の瞳を伏せた。