私の彼は魔王様
皇は右の手のひらを蓮に素早く向けた。




『ぐはっ!!!』



途端に蓮は壁にぶつかり唇から血が漏れた。



『まだ、なに、も...』




蓮はそういうのがやっとのようだ。




(どうしよう。なんか嫌な感じ。皇、怖い。)



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