私の彼は魔王様
『何かあるなら俺に直接歯向かえば良いものを、花梨に手を出すとは許せん!!ぶっ殺す!!!』



皇が吠えた。




金色の瞳はますます輝き、漆黒の髪は嵐の中にいるように乱れ、ざわめいている。唇は何故か優しげに微笑んでいる。



不意にあたしの心の中でも小さな男の子の声が聞こえてきた。


『おこるとあたまがまっしろになるの。』

『やくそくだよ』


『とめて』
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