隣のキミをもっと溺愛、したい。
「こんなにたくさんの花、
だれが管理してるんだろな」
なんて、私の気も知らずに
一ノ瀬くんがのんきな質問を重ねる。
「この神社には、神職様のほかに、
『守りびと』っていわれる
花や植物の世話をする人がいるんだよ」
って、
私はなにを呑気に語っているんだろう?
これ!
このつながっちゃってる手の意味、
はっきりさせておかないと!
もしかすると、一ノ瀬くん、
手をつなぐのが趣味とか?
それとも、
手の大きさのリサーチ?
そんな課題あった?
そもそも、それってなんの教科?
頭のなかでぐるぐると
答えを必死に探していると、
一ノ瀬くんがふわりと
柔らかい笑顔を私に向ける。
「そしたら、
天野はうちの学校の守りびとだな」
一ノ瀬くんのその一言に、
心臓が大きく飛び跳ねる。
「だって、そうだろ。
天野がいつも花壇の世話をしてるんだから」
そう言って微笑む一ノ瀬くんに
顔がかあっと熱くなる。
私が花壇の手入れをしていることを
知っているひとはあまりいないから、
そんなふうに言ってもらえるなんて、
なんだかすごく嬉しい。
今日の一ノ瀬くんはずっと笑顔で、
なんだかそれもすごく嬉しくて。
でもね……
ちょっと待って!
この手はどうした?
一ノ瀬くんとは、手がつながったまま!
これ、どうすればいいの?
思考回路が混線してショートして、
もう大変なことに!
すると、一ノ瀬くんが
社務所の前で足を止めた。
だれが管理してるんだろな」
なんて、私の気も知らずに
一ノ瀬くんがのんきな質問を重ねる。
「この神社には、神職様のほかに、
『守りびと』っていわれる
花や植物の世話をする人がいるんだよ」
って、
私はなにを呑気に語っているんだろう?
これ!
このつながっちゃってる手の意味、
はっきりさせておかないと!
もしかすると、一ノ瀬くん、
手をつなぐのが趣味とか?
それとも、
手の大きさのリサーチ?
そんな課題あった?
そもそも、それってなんの教科?
頭のなかでぐるぐると
答えを必死に探していると、
一ノ瀬くんがふわりと
柔らかい笑顔を私に向ける。
「そしたら、
天野はうちの学校の守りびとだな」
一ノ瀬くんのその一言に、
心臓が大きく飛び跳ねる。
「だって、そうだろ。
天野がいつも花壇の世話をしてるんだから」
そう言って微笑む一ノ瀬くんに
顔がかあっと熱くなる。
私が花壇の手入れをしていることを
知っているひとはあまりいないから、
そんなふうに言ってもらえるなんて、
なんだかすごく嬉しい。
今日の一ノ瀬くんはずっと笑顔で、
なんだかそれもすごく嬉しくて。
でもね……
ちょっと待って!
この手はどうした?
一ノ瀬くんとは、手がつながったまま!
これ、どうすればいいの?
思考回路が混線してショートして、
もう大変なことに!
すると、一ノ瀬くんが
社務所の前で足を止めた。