隣のキミをもっと溺愛、したい。
授業が終わって
トイレに行こうと席を立つと、
クラス委員の美也ちゃんに呼ばれた。
「ごめん、羽衣!
これ一ノ瀬くんに渡してもらってもいい?
欠席分のプリント」
「いいよっ」
美也ちゃんから渡されたプリントを
一ノ瀬くんの席に置いた。
「一ノ瀬くん、これ。
試合で欠席した日のプリントだって!」
「……っす」
机でうつ伏せていた一ノ瀬くんが、
ゆっくりと顔をあげる。
うつむきがちに
一ノ瀬くんが軽く頭をさげると、
黒い髪がさらさらと揺れて
ドキリとする。
思わずその横顔にみとれていると、
一ノ瀬くんは
また机にうつ伏せて、眠ってしまった。
トイレに行こうと席を立つと、
クラス委員の美也ちゃんに呼ばれた。
「ごめん、羽衣!
これ一ノ瀬くんに渡してもらってもいい?
欠席分のプリント」
「いいよっ」
美也ちゃんから渡されたプリントを
一ノ瀬くんの席に置いた。
「一ノ瀬くん、これ。
試合で欠席した日のプリントだって!」
「……っす」
机でうつ伏せていた一ノ瀬くんが、
ゆっくりと顔をあげる。
うつむきがちに
一ノ瀬くんが軽く頭をさげると、
黒い髪がさらさらと揺れて
ドキリとする。
思わずその横顔にみとれていると、
一ノ瀬くんは
また机にうつ伏せて、眠ってしまった。