この溺愛、絶対ナイショです♡
部屋に戻ると、ひとりでバタバタしていた。
カレカノになって、明日デート!?
どんな服、来てこっかな。
「おい、二葉、起きろ」
「ほへ?」
「朝だぞ、あーさ!」
わたしは時計を見た。
ぎゃあ!!!
もう朝!?
早いよぉ……。
急いで服を着替えると、身だしなみを整えた。
「二葉、いい?」
「うん!」
「じゃ、駅で」
あー、そうだった。
スキャンダル防止のために別々に出るんだった。
せめて、街中では一緒に歩きたいのに…。
一人で駅に行くとか、もう悲しすぎる。
相手が景斗くんだから仕方ないんだけどね。