この溺愛、絶対ナイショです♡
わたしは景斗くんに抱きついた。

「これでいいの?」

「もっとぎゅっと」

目一杯ぎゅっとした。

景斗くんは満足そうに微笑んできた。

「可愛いね、二葉は」

「かっこいいね、景斗くんは」

何だこの会話。

面白くなって、二人して爆笑した。

「普通照れるとこだろっ」

「言われなれちゃったんですぅ」

「今度から違う言葉、言うね」

え、なんだろう。

「好きすぎて食べたいなぁ」

「はっ!?」

「まだ練習なんだけど」

練習って何?

「食べていい?」

「だめだから!」

景斗くんはわたしの鼻をつまんだ。

「いちいち本気にすんな」

「うっ……」

紛らわしいんだよ!

もう、ばかっ。
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