この溺愛、絶対ナイショです♡


「ただいま」

「おかえり。
今日もすっごくカッコよかった!!」

「ありがと。
今日の主役は俺じゃないけどな」

そう言って頭を撫でてくれた。



でも、景斗くんの手は冷たくて。

「ちょ、景斗くん!お風呂入らないと!」

「なんだよ、いきなり」

「こんなに冷えきって。風邪でも引いたら大問題だよ?ほら、早く早く!」

「………俺的には
二葉ともっと話したいんだけど」

へ?


「わたしもそうしたいけど。
景斗くんはアイドルだもん……」


景斗くんは自分自身で売ってるようなものじゃん。

健康第一だからね。

「俺はアイドルである前に男だからね?」

「うん?」


「だからさ、俺の手助けだと思って、要望に答えてくれない?」

「いいよ」

「抱きしめさせて」

ん?

今、何て?



「だから、抱きしめてもいいかって聞いてるんだけど」

そんなこと言われても困る。

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