この溺愛、絶対ナイショです♡
こいつらをギャフンを言わせてやる。

僕が君たちに“アイドル”ってものを。

『西巧海』を教えてやる!



それからはレッスンに明け暮れる日々だった。

特に僕は体力も何もかもなかったから、みんなの倍、練習をした。

初めてのステージで僕はバク転を成功させることが出来た。

みんなの前では余裕ぶっこいていたけど、本当は緊張で震えていた。

そんなとき、瞬に背中を叩かれた。

頑張れ、そう奮い立たせるみたいに。

お陰で見事成功することが出来た。

「瞬、ありがとう」

「お前の力だよ。僕たちの倍の練習を頑張って来たからな。よく頑張った」

「…ありがとう」

やっぱりアイドルはすごい。

自分も笑顔になるし、ファンも笑顔に出来る。

もっと、このメンバーでやっていきたい。
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