この溺愛、絶対ナイショです♡

「お邪魔します!」

「じゃまーすっ」

「うおっ、綺麗じゃん」

景斗の家はとても綺麗だった。

きっと、この女の子が掃除をしているんだろう。

「巧海くん、だよね?」

「あ、うん」

「リビングにみんな居るよ」

「ありがと…」

「どういたしまして!」

女の子はふわっと笑った。

なんか可愛いよね。

今までの計算高い可愛いを持つ女の子と違う。

素なんだな。

横を見ると冬真がいて、びっくりした。

まだ居たんだ。

「…お前は早く行け」

「はいはーい」

何あれ。

どうせ冬真も女の子と話したいだけなんだろ。

僕は冬真の言う通り、リビングへ行った。

そのあと、冬真たちがどうなったか知らない。

だけど、なんでこんなにもやもやするんだろう。

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