この溺愛、絶対ナイショです♡

でも、それで景斗くんが元気になるんなら。

「いいよ」

「良かった」

景斗くんにぎゅっとされて、ドキドキした。



力が強いと思った。



小さいときに何度か抱きしめられたけど、そんなこと思わなかった。

景斗くんは男の子なんだ。

改めて思った。

わたし、分かってるようで分かってなかった。



「景斗くん……その、ドキドキするんだけど」

「俺も」

「景斗くんがドキドキすることあるんだね」

「言っとくけど、二葉だけだから」

うん?
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