この溺愛、絶対ナイショです♡


「景斗くん、お疲れ様」

「ありがとう」

「あんな景斗くん初めて見て、ドキドキしちゃった!」

「そう言われて嬉しいわ」

景斗くんに髪をわしゃわしゃされた。




こんな景斗くんはわたししか知らない。

それが嬉しくて。

こんなにも胸がきゅーってなるんだ。




「明日の撮影も楽しみにしてる!」

「うん」

『君をロックオン☆』はここからが大変なお話だもんね。

結ばれて終わりの学園ものじゃないから、すごくわくわくしちゃう。

「明日はキスシーンがあるんだよな」

やっぱりあるよね。

まだ一回目だけど、すごく嫌だ。

「練習、手伝ってくれない?」

え?

< 129 / 258 >

この作品をシェア

pagetop