この溺愛、絶対ナイショです♡
「景斗くん、お疲れ様」
「ありがとう」
「あんな景斗くん初めて見て、ドキドキしちゃった!」
「そう言われて嬉しいわ」
景斗くんに髪をわしゃわしゃされた。
こんな景斗くんはわたししか知らない。
それが嬉しくて。
こんなにも胸がきゅーってなるんだ。
「明日の撮影も楽しみにしてる!」
「うん」
『君をロックオン☆』はここからが大変なお話だもんね。
結ばれて終わりの学園ものじゃないから、すごくわくわくしちゃう。
「明日はキスシーンがあるんだよな」
やっぱりあるよね。
まだ一回目だけど、すごく嫌だ。
「練習、手伝ってくれない?」
え?