この溺愛、絶対ナイショです♡
棚部さんが行ってしまうと、景斗が話しかけてきた。
「やっぱり二葉が好きなんだよな」
「…それがどうした」
「敵が多いから慣れたけど。まさか、告白したりしてないよな?」
「…したって言ったらどうする?」
「別に」
クールキャラを演じているけど、普段の景斗なら胸ぐらを掴んでただろう。
まあ、エキストラやスタッフの前だしキャラを保ってるってわけか。
「二葉は俺のだから」
「…じゃあ、泣かせるのやめたら?言っとくけどあれ、本心だから」
「マジかよ…」
「…俺はお前に負けない」
それだけ言って、俺は楽屋に戻った。