この溺愛、絶対ナイショです♡

棚部さんが行ってしまうと、景斗が話しかけてきた。

「やっぱり二葉が好きなんだよな」

「…それがどうした」

「敵が多いから慣れたけど。まさか、告白したりしてないよな?」

「…したって言ったらどうする?」

「別に」

クールキャラを演じているけど、普段の景斗なら胸ぐらを掴んでただろう。

まあ、エキストラやスタッフの前だしキャラを保ってるってわけか。

「二葉は俺のだから」

「…じゃあ、泣かせるのやめたら?言っとくけどあれ、本心だから」

「マジかよ…」

「…俺はお前に負けない」

それだけ言って、俺は楽屋に戻った。
< 138 / 258 >

この作品をシェア

pagetop