この溺愛、絶対ナイショです♡





ライブが終わると、楽屋に案内された。

まさか……。

「おい、まさかperfectに会うんじゃねぇよな?」

「そのまさかだよ」

瞬くんが楽屋のドアを開けると、ライブ終わりの『perfect』がいた。

「あれ、rainbowじゃん」

「わざわざありがとう」

郁くんと優くん、かっこいい!

着替え終わっていて、私服を着ていた。

「その女の子は誰?」

「この子はうちのリーダーの彼女」

「へぇ、名前は」

郁くんに真っ直ぐ見つめられ、緊張してしまった。

「はじめまして、平岡二葉です」

「僕は長井郁。って知ってるか」

「はい!郁くんのことは知ってます!
わたし、郁くんの大ファンなんです!」

「そうなんだ、ありがとう」

笑顔も素敵!

「はい!」

いきなり、景斗くんに抱きしめられた。

「…け、景斗くん」

「俺のなんで」

「取らないから安心して」

そうだよ!

郁くんみたいな人がわたしを好きになったりしないから!


歩くんと洸汰くんは二人で何か話していた。

「景斗ってこんな嫉妬深かったけ?」

「そうだよ、こんな奴だよ」

「うるさいぞ、そこ」

郁くんはくすくす笑っていた。

わ、笑われた…。

わたしの事じゃなくても恥ずかしい…。


< 146 / 258 >

この作品をシェア

pagetop