この溺愛、絶対ナイショです♡
ライブが終わると、楽屋に案内された。
まさか……。
「おい、まさかperfectに会うんじゃねぇよな?」
「そのまさかだよ」
瞬くんが楽屋のドアを開けると、ライブ終わりの『perfect』がいた。
「あれ、rainbowじゃん」
「わざわざありがとう」
郁くんと優くん、かっこいい!
着替え終わっていて、私服を着ていた。
「その女の子は誰?」
「この子はうちのリーダーの彼女」
「へぇ、名前は」
郁くんに真っ直ぐ見つめられ、緊張してしまった。
「はじめまして、平岡二葉です」
「僕は長井郁。って知ってるか」
「はい!郁くんのことは知ってます!
わたし、郁くんの大ファンなんです!」
「そうなんだ、ありがとう」
笑顔も素敵!
「はい!」
いきなり、景斗くんに抱きしめられた。
「…け、景斗くん」
「俺のなんで」
「取らないから安心して」
そうだよ!
郁くんみたいな人がわたしを好きになったりしないから!
歩くんと洸汰くんは二人で何か話していた。
「景斗ってこんな嫉妬深かったけ?」
「そうだよ、こんな奴だよ」
「うるさいぞ、そこ」
郁くんはくすくす笑っていた。
わ、笑われた…。
わたしの事じゃなくても恥ずかしい…。